■新聞報道 (2006年4月12日 毎日新聞)

>厚生労働省は11日、高所得で仕事の裁量幅の大きい「ホワイトカラー」に対して
>残業代の支払い義務を適用除外するなどの新たな労働時間法制を示した「視点」を
>労働政策審議会(厚労相の諮問機関)に提出した。
>視点は、一定水準の年収があって管理、監督者一歩手前の労働者も対象に加えることで、
>自分のペースで働く時間を決めることができる
>「自律的労働時間制度」の導入を検討課題に掲げた。
>(1)使用者から具体的な労働時間の指示を受けずに働く
>(2)一定水準以上の年収を得ている
>(3)週休2日相当の休日と連続する特別休暇が取れる
>(4)労働者との書面による合意−−などが条件。
>>同審議会は、7月をめどに中間まとめを行う予定で、
>厚労省は来年の通常国会に労働基準法改正案など関連法案を提出する方針。



■新聞報道 (2006年4月17日 日経新聞

>(前略)

>「過労死、増加も」

> もう一つ論議を呼びそうなのが、労働時間制度の見直し。
>労働時間を自分で決める自律的労働時間制度だ。
>米国のホワイトカラー・エグゼンプション(労働時間規制の除外)を参考にしており、
>管理監督職以外の中堅幹部従業員に、労働時間にかかわらず、成果に見合った賃金を払うというものだ。

> 労働基準法の下では、システムコンサルタントなどのように
>「みなし労働時間制度」の適用従業員でも、午後十時以降や休日の労働に対し、
>会社は割増賃金を払わなくてはならない。同法が企業に割増賃金の支払いを
>義務付けるのは長時間労働に一定の歯止めをかける意味がある。

> 自律的労働時間制度の下では会社は対象従業員の労働時間を管理せず、
>割増賃金も払わなくて済む。労働法に詳しい棗(なつめ)一郎弁護士は
>「時間管理がなくなれば長時間労働が助長され、過労死がさらに増える可能性がある」と指摘する。



■新聞報道 (2006年06月13日 朝日新聞)

>労働法制見直し始動 一定年収で残業代なくす制度も提案
http://www.asahi.com/life/update/0613/013.html



■新聞報道 (日本共産党の機関紙 しんぶん赤旗)

年収400万円超えたら残業代なし!?
経団連 ホワイトカラー労働者の「提言」 世界に例ない 労働時間規制の適用除外
アメリカのホワイトカラー・イグゼンプション制度を名前だけ参考に 世界の流れに逆行
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-06-27/2005062705_01_2.html
経団連、労働時間規制撤廃求める  サービス残業、「長時間」野放しに
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik3/2004-12-14/04_01.html
過労死社会に拍車かける/厚労省研究会報告/ホワイトカラー 労働時間規制の撤廃
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-01-26/2006012605_01_1.html
労働時間の規制緩和 ただ働きと過労死増やすのか
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-01-12/2006011204_01_2.html
シリーズ 労働契約法制/長時間労働思いのまま/ホワイトカラーを規制除外
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-10-05/2005100505_02_1.html
年収400万円で残業代なし 小泉内閣・財界が法改悪準備 ホワイトカラーが対象
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-08-29/2005082905_01_2.html
ホワイトカラー“残業野放し”制度 見過ごせない財界援護論
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-07-06/2005070605_01_4.html
ホワイトカラー・エグゼンプションって?
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-09-17/2005091712_01faq_0.html
何のため?誰のため?労働法制の規制緩和
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-09-18/ftp2006091825_01_0.html
働くルール変えよ…米が要求 残業代なし、対象拡大 派遣社員のまま、継続
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-03-07/2006030701_01_0.html
ホワイトカラーの労働 残業代を奪い取る財界の野望
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-05-25/02_01_0.html
厚労省が急ぐ労働法制改悪 「週40時間」制を骨抜き 「解雇の金銭解決」盛り込む
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-06-15/2006061501_01_0.html



■新聞報道 (2006年3月24日 公明新聞)

深めたい労働法制の改革論議  多様化する雇用に迅速な対応を
http://www.komei.or.jp/news/daily/2006/0324_01.html


■新聞報道 (北海道新聞)

残業代11兆円消える? ホワイトカラーの自律的労働時間制 労働運動研が試算 2006年11月9日
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20061108&j=0022&k=200611084548
週休2日以上義務付け ホワイトカラー労働時間見直し 厚労省が修正案  2006/11/11
http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20061111&j=0023&k=200611115112